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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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6d074320jpeg千葉真一が俳優業引退とのこと。


本作の原作は半村良で、小説だけでなく漫画でも人気の作品。

僕も好きなのだけど…。

テーマがテーマだけに戦闘シーンがやたらと長いのは仕方がないとしても、川中島の戦いであっけなく近代装備が負けてしまうというのがどうにも納得がゆかない。

その割りに結局信玄の首は取るのだから、「だったら最初からそうしとけよ!」とツッコミを入れたくなる。


タイムスリップに伴う歴史のゆがみ云々を排除して人間の本質を表現しようとしたのか、それとも戦国時代の騎馬・足軽と近代兵器との戦闘シーンを撮りたかっただけなのか、なんとも微妙な作品に仕上がっている。

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b421187fjpegおじいさんに邪険にされるパイケアに感情移入してしまう。

伝統を守ることに一途なおじいさんと、誰よりもマオリの伝統とおじいさんが好きなのに、女であるというだけで拒絶されてしまうパイケア。

ある日、守り神のような存在であるクジラが浜辺に打ち上げられる。
皆が力を合わせても、どうしても動かない。
パイケアはその背に乗り、クジラを海に帰す。

ニュージーの雰囲気をきちんと出した映像と、心地よい余韻を残すラストもいい。

秀作。

4d7c8638jpeg…。

メス猿のメイクが中途半端。
時系列が意味不明。
随所に疑問満載。
そもそも何が言いたいのか分からない。
オリジナルを馬鹿にしているとしか思えない。

衝撃のラストも違う意味で衝撃。

残念な作品。

99e5cd00.jpg重い。

「テロはよくない」
「人を殺すことはよくない」

そう簡単に主張する人たちは、命の尊さについて真剣に考えたことがあるのだろうか。
理想と現実について真剣に考えたことがあるのだろうか。

宗教・イデオロギーは簡単に人の命を凌駕する。
人から思想を除いたら、命は残ってもただのモノに変わってしまうからだ。

何を守るべきなのか、何を示すべきなのか、誰と戦うべきなのか。

愛する人のため、祖国のため、妄信的に人を殺める行為は、確かに嫌悪感を抱かせる。

しかし、戦争という名の下に無差別に兵士を殺す行為を見過ごしながら、お題目のように「テロは悪だ!」と叫ぶことの矛盾は、それ以上の嫌悪感を生む。

肯定できないが、理解はする。
そういうスタンスしか取ることができない。

それでも、我々は少しずつ前進しなくてはいけないのだろう。
命が「理不尽に」奪われない未来に向かって。

bce4a7b8jpeg 「貧困」という言葉から免れているのはごく一握りの国だけだ。
幸いなことに日本もその一つなのだろう。

この作品は、金持ちを誘拐して身代金を取るというストーリーで、善悪についてはさほど明確にしていない。

誘拐したほう、されたほう、警察、身代金を要求された親、それぞれがイーブンに描かれている。

「なんであたしがこんな目に遭うの?」
「高い服を着て高い車に乗っているからだ」

それが、世の中の不平等が生む感情なのだろう。
そしてそれは自然な感情だ。

日本はとても恵まれている。



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