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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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95a64633jpegこれはこれで。
大作だし、映像もきれいなのだが。

一介の登山家が、一国の長と親密になれてしまうというこの状況。
中国によるチベット侵攻を批判的視点で捉えながらも、欧米上位視点は当然のこととしている。
それは仕方ないと言えば仕方ないが、やはり遣り切れない。

そして中国の将軍がダライ=ラマに接見するシーンとチベットに侵攻する中国軍のシーンでは、かつての日本の姿もこうであったろうという思いに遣り切れなくなる。

それでもこれは創作であり、中国はチベットに侵攻していないと主張している。
映画を観て、「これが事実だ」と思い込むのは非常に浅はかな行為であると思うが、歴史を鑑みるに中国も日本も、そしてその他の国々も、同様の侵略行為を行ってきたのだろう。

そういった不条理の中で、一個の人間として何ができるのか、強さとは何なのか、正義とは何なのかを僕らも真剣に考えなければいけないのだと思う。

ブラッド=ピットのPVのようなこの作品だが、時間さえあれば観ておいて損はしないと思う。

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