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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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b7091279jpeg76年 スコセッシ&デ=ニーロ カンヌ・パルムドール

大都会の中で、そして戦争と現実の狭間で自分を見失ってゆくトラビス。それは本当は見失ったのではなく取り戻しただけなのかもしれない。


見かけただけで好きになった女性を自分の基準だけで喜ばせようとし、ポルノ映画に連れてゆく。電話に出なくなった彼女を責める。それは現代で言うところのストカー心理かもしれない。
今の自分が「本当の自分」ではないと思い、毎日をくだらないと思いながら過ごす。

『力さえあれば。』そう考えた彼はそれを行動に移す。


戦争を経験したことがなく、あくまでも常識の範囲内で生きている僕たちは、ここまですることはないだろう。だけれども、その寸前までの妄想ならば抱いている人もきっと多いはずだ。

彼にとっての幸せとはこの映画の結末だったのか?
少なくともそれが彼の選んだ道であったことは確かだ。


デ=ニーロもジョディー=フォスターもひたすら若い。そんなところにも感心した。

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