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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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4fc4970djpegやっぱりロバート=カーライルはいいね。
それとイギリス中西部のさびれた感じが。

「トレインスポッティング」や「家族のかたち」もカーライル主演のイギリス映画だけれども、この作品もまた違った味を見せてくれる。

かつての産業の町であるリバプールやその近郊都市は、産業が衰退するにつれて失業者が多くなり活気をなくしていった。
その中から生まれたのがビートルズであり、彼らのやり場のない怒りと世の中に対する主張がロックとして表現された(ということにしておこう)。
そして地元のサッカークラブをこよなく愛する彼ら。

そういった背景を映画と共に楽しませてくれるのがカーライルの演技だ。
彼の表現する怒りはイギリスの時代に取り残された町の怒りで、それはとても愚鈍で怠惰でそして純粋だ。

これはそんなカーライルを楽しめる作品に仕上がっている。

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