60年の「アパートの鍵貸します」でのキュートなマクレーンが、この作品では半裸を披露しているのだが。
35歳という年齢を考慮しても、露出している部分は少々たるみ気味でいただけない。と言ってはみたものの、やはり臀部に内腿まで見えるシーンにはドキドキを抑えることができなかったのだけれど。
逆に95年の「不機嫌な赤いバラ」では年相応のキュートさを見せているので、この作品あたりがちょうど気を抜いていた時期なのかもしれない。
実際にこの後10年近く映画の出演はないし(理由は別にあるのだが)。
と、シャーリー=マクレーン評はこのくらいで。
冒頭の数シーンは、魚から馬、ピューマから馬、蛇から馬、干からびた人骨から馬、タランチュラから馬、そしてマクレーンの半裸と、なかなか面白い見せ方をしている。
ストーリーとしてはありきたりと言えばありきたりで、映像の美しさと意外な(?)マクレーンの素性がミソとなるのだが、時代を考えるとアメリカンニューシネマの全盛期にこの作品を制作・公開したドン=シーゲルに拍手を送りたい気分になる。
同時代の「明日に向って撃て!」と比較してみると面白い。
あちらはあちらでアメリカンニューシネマという括りに入るかどうか疑問なのだが、こちらと比較した場合にはやはり新しく思える。
そう考えると、これは古き良き西部モノの傑作という位置づけになるのだろうか。
楽曲はエンニオ=モリコーネ。
この人は本当にいい曲を作る。
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