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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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c8d9c756jpeg1987年の公開時に劇場で観た記憶がある。
当時18歳。

戦争映画が好きで、それというのも人の死というドラマチックな現象に簡単な感情の動きを楽しんでいただけだと思うのだが、その流れで。

つまらなかった。
期待していたものとは違った。
「男」が見えなかったし、「勇気」も「正義」もなかったから。


改めてこの作品を観てみると今まで見えていなかったものが見えた気がする。
僕が歳を取ったのかもしれない。

使われている曲も当時は知らなかった。
「These Boots Are Made For Walking」
「Paint It Black」
などなど。

前後二つの部分に分けられるこの作品で、それぞれにテーマがあるように思える。

不条理と思える新兵へのしごき。
道を間違えて死者を出す新米指揮官。

これらが若かった僕には退屈に映った。

今はそれが戦争の現実で、そこに「男」も「勇気」も「正義」も必要ないのだということが分かる。
だからこそ、この作品への評価が変わったのだろう。


ミッキーマウスの歌は当時のまま頭の中に残っていた。
しかし、一緒に劇場へ行ったはずの当時の彼女の顔はどうしても思い出すことができない。

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