忍者ブログ
~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
[1] [2] [3] [4]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

fe33985fjpeg 『あ、こんなとこにウンコが落ちてるよ~!!ママァ~』

『よし夫!汚いから見ちゃダメでしょ!!』

 


という感じの最低の映画。

邦楽がダメなのは、予算がないからという以前に、勘違いした映画関係者が多いから。
クソみたいな不思議系でいくらアホな映画オタクの「知ってる」感をくすぐったところで、基本がしっかりしてないからすぐに飽きられる。
観るほうのことを全く考えないから、独りよがりのクソを垂れ流す。

しばらく邦画は観ない。

PR

9c570f6c.jpg可もなく不可もなく。

リアルタイムで見逃していたので今さらなのだが、当時であればもう少し評価できたと思う。


超能力がメインとなる悪との大戦。
もうこれで現実味がなくなる。
夢も希望もないおじさん目線。

声優に古谷徹。
あ、アムロだ。
これもおじさん目線。

戦うシーンは「サイボーグ009」を思い起こさせる石ノ森章太郎(当時は石森章太郎)ワールド全開。
ゴミゴミしていて少々見づらい。

客観的に見ると駄作に近いものだが・・・。

6bc3b032jpeg「月曜映画」でやっていたので何気なく。
結局明け方4時まできっちり観た。


おもしろい。
細部までの作り込みがいい。
背景も人物も。

オカマのハナの声はどこかで聞いたことがあると思っていたのだが、作中のシャンソンを歌うシーンで思い出した。

「♪ロックゥ~デナシ~♪」
そう、梅垣さん。
さすがに鼻ピーナツは出てこなかったけど。

江守徹はさすがの貫禄。
声に心がこもっている。


非常にいい作品だと思うのだけど、アニメーションにはもう少しエッセンスがあってもいいと思う。
実写でできないからこそアニメで、みたいなものが。

5d3db1b4jpeg映画館で観た時と今ではこの作品に対する評価が違う。

素直にこれをいいと思えたのは、
きっとその時僕が一生懸命に恋をしていたからだろう。

 

誰かを愛するということは即ち自己愛で、激しくなればなるほどそのぶつかり合いから逃れることができないのかもしれない。
そしてそれは成熟した大人としては認めることのできないものなのかもしれない。

それでも。
それでも、恋は人を生かすもので、人を殺すもので、それだけの力を持っている。
大人になり、いろんなことが分かってゆく。
そして、無駄だと思うものを、正しくないと思うものを、その人生から少しずつ削ってゆき、残った理性で生きてゆくのは楽しいことだろうか。


物語は再会で終わり、その後について語られることはない。
その先に待っている人生が幸福なものとなったのか、それは分からない。
願望が現実に変わった後、その間を埋めることができれば、きっと彼らは幸福になれただろうと、そう想像するしかない。

 

今は、このよくできた物語にただただ感心する。
小説としても、映画としても、これは本当によくできた物語だと思う。

dc2cedbdjpeg藤岡弘の顔が濃すぎる。
が、秀作。

何せ30年も前の作品なので、部分的にウルトラマンとかゴジラチックな特撮があるのもご愛嬌。

原作を忠実に映画として表現することは不可能だが、日本が沈没するという現実を前に総理大臣や政府首脳が苦悩しつつも決断を下してゆく姿がきちんと描かれていた。

ただ、ちょっと長い。
各シーンをもう少しずつ凝縮できたら「秀作」ではなく「傑作」だったと思う。

リメイク版を観る予定の方は是非これで予習を。



忍者ブログ [PR]
ブログ内検索
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
プロフィール
HN:
のりくん
性別:
男性
最新コメント
最新トラックバック
カウンター