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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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98a0d591jpegこれだけお金をかけた日本映画は他にないんじゃないかな?そしてそれに見合うだけの大作にはなっていると思う。

原作で読んだのとは少々異なってはいるけれど、人類が自らの作り出したもので滅亡寸前まで追い込まれるも一筋の希望を見出す、という大筋はきちんと伝わってきた。

角川春樹のこの作品への思い入れは深く、角川文庫での文庫本化、角川映画での映画化、そして自身の出演(これはやりすぎ)まで。
SFというジャンルは一般受けしないと思うのだが、ハヤカワ文庫と角川文庫が頑張っているからこそ、一応の地位を保つことができている。
個人的にはただただ感謝するばかりだ。

小松左京はオマージュや焼き直しの多い作家で、この「復活の日」はネヴィル=シュートの「渚にて」、「虚無回廊」はラリィ=ニーブンの「リングワールド」のオマージュ、「首都消失」は「物体O」の焼き直しだ。

それでも、日本の本格長編SFを長年支え続けてきた功績は揺るがない。


『日本沈没』がリメイクされるようだが、以前の「首都消失」のような大失敗を繰り返していないことを切に願う。

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44ccad95jpeg細かいシーンは覚えていない。

だが、たけし扮するハラ軍曹の「メリ~クリスマス!」というセリフと笑顔は今でも脳裏に焼きついている。そして坂本龍一の「Merry Christmas Mr. Lawrence」の旋律がこだまする。

そもそも、キャスティングからしてとんでもない映画だ。デヴィッド=ボウイは半分役者だからまだいいとしても、コメディアンのたけしや音楽家の坂本龍一を起用しているのだから。さらには内田裕也やジョニー大倉までも出演している。

大島渚監督についてはあまり前向きな評価をしていないのだが、こういった革新的な俳優起用や、撮影監督選びにはさすがのセンスが見られる。

間違いなく、80年代を代表する邦画と言えるだろう。

99e3def0jpeg漫画で先に読んでいたので、キャスティングからすでにもうムリ。

真田広之が海の猛者、先任伍長。「?」
中井貴一が悪者のボス。「??」

この時点で興味が半減。


本物のイージス艦を使っているので、迫力はある。F-2が飛んでいるのもなんかいい。寺尾聰もさすがの演技。

ただなぁ…。中心人物2人に違和感を覚え続けてどうもしっくりこない。


原作は良かったのになぁ。

2163c783jpeg金曜ロードショーでやっていた。

何度観たか知れない。でも何度観てもいい。

「それが運命なら」
自分の生をまっすぐに見つめるアシタカ。

「君は美しい」
その言葉に動揺するサン。

生と死は隣りあわせで、ぞれでもそれぞれに生きてゆく人間と動物。
昔はそこに恐れと敬いがあった。
均衡が崩れた時、残るのは不遜と忘却。
もう遅いのだろうか。


声を担当するのは豪華な俳優と女優達だ。

美輪明宏(モロ)
石田ゆり子(サン)
田中裕子(エボシ)
小林薫(ジゴ坊)
西村雅彦(甲六)
名古屋章(牛飼い)
森光子(ヒイさま)
森繁久彌(長老)


ジブリいいねぇ。

565077aajpegラン♪ランララ♪ランランラン♪

「その者、青き衣を纏いて、金色の野に降り立つべし」


巨神兵が大地を焼き焦がすそのレーザーで薙ぎ払っても止まらないオームの突進。

両手を広げて立ちふさがるナウシカ。

突進し続けるオーム、宙に跳ね上げられるナウシカ。

そしてオームの赤い攻撃色が青く変わり動きを止めた…。


宮崎駿の世界。

現実ではなく、非現実でもない、そんな世界。

どことなくノスタルジックでありつつ、未来を描くこの世界は、「未来少年コナン」とパラレルな関係にあるのかもしれない。


もはや観たことのない人の方が少ないかとも思うが、ぜひお奨めしたい作品だ。



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