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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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574007c3jpegポネットがかわいい。

人形のヨヨット。

彼女が「ヨヨット」と呼ぶその言い方にしびれる。

だが、少々長くて飽きる。
いい作品だとは思うが。

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c5085316jpeg軽快なコメディーだが、色がいい。
そんなところでこれがフランス映画なのだと気付かせてくれる。

もともと僕はジャニス=ジョプリンが好きで、彼女の歌声のせつなさに言いようのない心のうずきを感じるのだが、ブリジットやキャノンの人生に同じものを感じ取ることもできる気がする。

とは言え、コメディータッチの作品だからそこまで深いところで繋がってはいないのだが。


期待していたものとは違ったが、それなりに楽しめる映画だと思う。

90b6a717jpegミュージカルはあまり好きではない。
ニューヨークでライオンキングを観た時も、「こんなものか」としか思わなかった。

でも、この映画を観て、ちょっと見方を変えてみようかという気になった。


これと言った見せ場や盛り上がりはなく、ただただオーディション風景を見せるだけの映画なのだが、その受験者のそれぞれに背景があり、そしてそういったものが1つのダンスとして凝縮されたものがミュージカルなのだということを教えてくれた。

ゲイの青年がその過去を告白するシーンでは涙が出そうになった。

「初めて僕を息子と呼んでくれた」

そう告白する青年の胸中を見事に表現していた。


リチャード=アッテンボローは「大脱走」や「ジュラシックパーク」などの出演でも有名だが、「ガンジー」ではアカデミー監督賞も受賞しており、監督としての手腕も確かなようだ。

c1aba1dejpeg1963年公開 ソ連 白黒

この時期のソ連でこの映画が製作されたということにまず驚く。

戦争は子供をも巻き込み、その心に強い怒りと信念を生み出すことがある。いや、むしろ子供だからこそ、純粋にその思うところを表現できるのかもしれない。

少年イワンはその命を純粋に使った。
その部分が、僕には美しく思えた。

そして、イワンを思う周囲の男達に、人間の表現されるべき本質を見た気がした。


映像詩人と言われるタルコフスキーの長編処女作品だが、これはそういった薀蓄抜きにしてお奨めしたい作品だ。

5b805a10jpeg2000年公開 チェコ


ナチス占領下のチェコの話。
実話をベースにしたもの。


長いものに巻かれざるを得ない世情。
誰も信じることが出来ない時、人はどうやって信念を貫くのだろうか。

現代日本に生きる我々にとっては遠い国の遠い次代の話かもしれない。しかし、こういったことが戦時下では普通に起こる。
個人は集団に勝てない。
それでも勝たなくてはいけない時がある。
その時自分はどうするのか、今のうちに考えておくことは無駄ではないだろう。


第2次世界大戦が終わると、チェコは新たな暗黒時代に突入してゆく。プラハの春、ビロード革命を経てようやくこのような映画を作るまでになったこの国は、現在EUの一員として新たな歴史を力強く刻み始めている。



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