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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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90b6a717jpegミュージカルはあまり好きではない。
ニューヨークでライオンキングを観た時も、「こんなものか」としか思わなかった。

でも、この映画を観て、ちょっと見方を変えてみようかという気になった。


これと言った見せ場や盛り上がりはなく、ただただオーディション風景を見せるだけの映画なのだが、その受験者のそれぞれに背景があり、そしてそういったものが1つのダンスとして凝縮されたものがミュージカルなのだということを教えてくれた。

ゲイの青年がその過去を告白するシーンでは涙が出そうになった。

「初めて僕を息子と呼んでくれた」

そう告白する青年の胸中を見事に表現していた。


リチャード=アッテンボローは「大脱走」や「ジュラシックパーク」などの出演でも有名だが、「ガンジー」ではアカデミー監督賞も受賞しており、監督としての手腕も確かなようだ。

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