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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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2d93e429jpeg「地獄の黙示録」は、『大義』と『人間の本質』との対立を描いた作品のように思える。何が集団の中で正しいことなのか。何が個人として正しいことなのか。そして自分自身のなすべきことは何なのか。

 普通に生きている限りその答えは出ないかもしれない。いや、そんなことを考える必要すらないかもしれない。

~そもそも、僕たちは集団の中で一つの個として認識されているのだろうか~

 自分が生きていること、そして自分が生きていたこと。特別でなくてもよいから、そのことで何かが変わることを、他の誰かが幸せになれることを願う。それは幸せな人間の特権なのか。

 映画の中でのウィラード大尉もカーツ大佐も、その行動はともかく行動原理はその願いだったように思える。そして、それこそが人を強くし、自分自身を認めうる唯一の手段ではないかと思うのだ。

「自分が人の中で、社会の中で生きてゆくときに、何を大切にしたらよいのだろうか?」そんな疑問を持つ若者に是非とも観てもらいたい作品だ。 

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