~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 今となっては、観るべきものもない作品かもしれない。と一応言っておく。 キューブリックの作品は、「2001年宇宙の旅」もそうだが、こだわりに溢れている。それは当時の撮影技術としての映像美の極地であったかもしれない。この作品においても、ロウソクの光だけで撮影されたシーンなどが有名であるが、それは撮影機器、撮影技術の進歩に伴い、彼でなくても撮れるものとなってしまっている。 それはちょうど、デジカメの進歩によって誰もがカメラマンを気取れるのと同じように。
バリー=リンドンという人物の生涯を淡々と描き、ねっとりとではなく、第三者の視点で語るやや突き放した距離感。 それでいて、3時間という長尺を忘れさせる引き込み。 そもそも30年前の作品がこれだけ普通に観られてしまうこと自体がすばらしい。 PR 凡庸な佳作。 ではあるが、ヴィゴ=モーテンセンの演技には一見の価値がある。 深く掘り下げようとするならば、「世の中が間違っている」と絶望することは本当に意味がないのか?という疑問に行き着く。作中では何のジャッジも下していないから、その答えは観たもの各自が見つけなければならないだろう。 ショーン=ペンの初監督作品であり、助演としてチャールズ=ブロンソン、デニス=ホッパーを起用しているため、中途半端な娯楽作品の感は否めないが、各所に「ニューシネマ」への憧れがみられる心地よい作品だと思う。 ジャニス=ジョプリンやC.C.R、TheBandなどの楽曲も、シーンとマッチしたきれいな組み合わせを見せてくれる。 |
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