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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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f8b8ecb2jpegストーリーはありきたりなお涙頂戴風なのだけど。
まんまとその思惑に乗せられ、余韻に浸る自分がいた。

息子役のヘイデン=クリステンセンは、スターウォーズ:エピソード2・3でアナキン=スカイウォーカーの青年時代を好演しているので、こういった役柄もこなせるのだなぁと関心。

父子の愛情を確認するシーンはやや芝居がかっていて観ているほうが照れくさく、最後の「おやじ」のエピソードも少々分かりにくいのだが、全体的にはよくできていると思う。

ラストの海辺に建つ家の俯瞰はとてもきれいだ。

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af6a2d88jpegジョン=ヴォイトが若い。

戦後オデッサという秘密結社によって名前や身分を変え、普通に生活している元SS隊員たち。

ユダヤ人収容所で数万人を虐殺したロシュマンもその一人。

フリーライターとして半ば自堕落な生活をしていたミラーは、ガス自殺をした老人の日記から、ロシュマンの存在を知る。

イスラエルの諜報機関に協力してまで執拗にロシュマンを追うミラー。

果たしてそれは正義感や功名心からくるものなのか、それとも…。

最後に合点が行く面白いストーリー。

ただ、ヴォイトの男臭さはまだ発揮されていないようだ。

bce4a7b8jpeg 「貧困」という言葉から免れているのはごく一握りの国だけだ。
幸いなことに日本もその一つなのだろう。

この作品は、金持ちを誘拐して身代金を取るというストーリーで、善悪についてはさほど明確にしていない。

誘拐したほう、されたほう、警察、身代金を要求された親、それぞれがイーブンに描かれている。

「なんであたしがこんな目に遭うの?」
「高い服を着て高い車に乗っているからだ」

それが、世の中の不平等が生む感情なのだろう。
そしてそれは自然な感情だ。

日本はとても恵まれている。

0bf66e61jpeg時間がゆっくり流れる。

モンゴルの遊牧民はこういった時間の流れの中で生きている。

自分が産み落としたアルビノの子を拒絶する母らくだと、どうにかその子を受け入れさせたいと思う人たち。

馬頭琴の調べと歌声を聴き、らくだの目からは涙が流れる。

そしてこれはフィクションではなくドキュメンタリーなのだ。

ここに石坂浩二のナレーションと喜多郎の音楽をつければNHKの「シルクロード」になる。

あの番組は秀逸だったなぁ。

43c2bf71jpegいい話だ。

不幸の手紙の逆バージョンか。
担任の先生から社会の課題を与えられ、「善行の連鎖」を思いつくところは、いかにも子供の発送ではあるが、そういう社会になるように努力するのが我々大人の責務ではないのかと考えさせられる。

担任と母親が恋に落ちるというありがちなパターンと、少年が死ぬという意味不明なプロットさえなければ、もう少し感動できたかもしれない。
そこを削って「善行の連鎖」に焦点を絞れば。

ジョン=ボン=ジョビがアル中親父の役で出演しているのは個人的に○



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