忍者ブログ
~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
[24] [23] [22] [21] [20] [19] [18] [17] [16] [15] [14]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

26e7a926jpegあんまり期待しないで観たのだが、完全にやられた。


過激は暴力シーンが多いので、受け付けない人もいるだろう。けれど、これは現実なのだし、そういう部分から目を背けていられる人はそうすればいい。

人間の根本的な欲求は留まるところを知らない。自分が一番になりたがり、そのためには他人の生やましてや幸福など知ったことではない。

不幸ではないと言えるくらいの生活は、現代日本の誰もが簡単に手に入れることができる。

しかし、他の国ではそれが当たり前のことではない。そこから抜けだすために、地道に働く人はもちろんたくさんいる。けれど、自分の内なる欲求が大きければ、そんな悠長なことは言っていられない。それが社会の中で正しいとか、善だとか、そんなものは簡単に飲み込まれてしまうものなのだ。


監督が何を思ってこれを撮ったか、そんなことはもはやどうでもよろしい。

確かに、「映画」としても完成度は高い。入り方とつなげ方、時間軸の使い方、カメラアングル、音楽、どれを取っても文句のつけようのない作品だから。

それでも、それ以上に観て感じるもの、「差し込まれた」感がぐっとくる。


やられた。

ちなみにこれは実話である。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


トラックバック
この記事にトラックバックする:


忍者ブログ [PR]
ブログ内検索
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
プロフィール
HN:
のりくん
性別:
男性
最新コメント
最新トラックバック
カウンター