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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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2c3d3236jpeg15年前に映画館で号泣した。


エンディングテロップにもあるように、これは実話に基づいた話である。(原題「AWAKENING」)


1915年から1935年にかけて嗜眠性脳炎という病気が流行したが、これはその病名が示すとおり昏睡状態を引き起こすもので、治療法は未だ見つかっていない。

レナードは少年期にこれに罹り、そして30年を昏睡状態で過ごした。

セイヤー博士(実在のオリバー=サックス医師)は他の病気の治療薬として開発されたL-DOPAを投与してみることを考え、そして奇跡が起こった。

(この薬品は、実際に現在でもパーキンソン病の治療薬として用いられているもので、脳炎後にパーキンソン病に移行する患者も多いことから、何らかの関連はあるのだろうが、1969年の段階でこのアイデアを実行するにはかなりの勇気が必要であったろう。)

しかし、その薬品の効果はあまりにも儚く、再び彼は眠りの世界へ引き戻されてゆく。


ストーリーは単純である。いわゆる「お涙頂戴もの」と言ってしまえばそれまでだし、キャスティングがどうのこうの、演技がどうのこうの考えると単なる興行的ハリウッド映画だろう。


ただ、純粋に、画面に現れるシーンをそのまま受け止めてもらえれば、きっと観て良かったと思えるはずだ。

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