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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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52186168jpegうん、「人」じゃないね。

予告編では「地底人」というフレーズが使われていたので、すっかりそんなイメージでいたのだけど、きっちり裏切られた。

原題は「Cave」。
そのまま使えばいいのに。

B級映画だと思い込み、それを楽しみにしていた分だけ、期待を裏切られた。

しかし、内容としてはしっかりしている。
ありきたりの王道パターンではあるけれど、緊迫感とラストの締めもちゃんとあり、A級映画の一番下あたりに、つまり木曜洋画劇場とかでやっていても決して見ないであろう位置には据えることができる。

微妙ではあるが、劇場で観た分を割り増しして・・・でもやはり微妙か・・・。

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80522569jpeg原作の「アンドロメダ病原体」を以前に読んだことがあるのだが、本作はそれをかなり忠実に映像化しているように思えた。

ただ、原作自体がさほど興味深いものではなかったので、これもその域を出るものではない。

後年に同様の題材を扱った「アウトブレイク(ダスティン=ホフマン主演)」があるが、この手の細菌ものはなかなかオチがつけにくく、もやもやしてしまう傾向があるらしい。

とは言っても、70年代の雰囲気が存分に味わえるのは確かだし、最後の自爆モード「self destruction sequence」などはゲームのバイオハザードなどでもお馴染みなので、楽しみどころはけっこうある。

パッケージのイメージで観ると期待はずれになるのでそこだけ気をつけて。

2b732101jpeg微妙ですな。

2を観てたからかろうじて話の流れは理解できたけど、これをいきなりだと多分分からないと思う。

シーンごとにそれぞれインパクトはあるので、ちょっとビクンとしたい人にはいいかも。

でも、もちょっと、何か迫ってくるものが欲しかった。

d4086f25jpeg旧仏領インドシナ(現在のベトナム、カンボジア、ラオス)の農園での恋愛を描く大作。

フランス風のメロドラマなので、かなりタルい。個人的には好きではない。が、しかし、客観的には良く出来た作品だ。

カトリーヌ=ドヌーヴはあの頃の輝きを失ってはいるが
さすがに存在感を出している。
ベトナムの景観も美しく描写されている。


アジアの国々の中で植民地支配を受けなかったのはタイや日本などわずかにすぎない。そして日本はむしろ宗主国であった。

どちらの側で見ればよいのか。複雑な想いがつきまとう。


それにしても、少女のオッパイを露出しすぎ。東洋人だからいいのか?

未だに宗主国意識丸出しなのがいけ好かない。

c7030392jpeg別に粗悪な作品ではないと思う。

出演者はそれぞれきちんと演技しているし、ストーリーも突飛なものではないし。

ただ、観ている間ずっと嫌な気持ちを味わっていた。

嘘を重ねること。そして重ねれば重ねるほど真実味が失われてゆくこと。それを味わい続けねばならなかったことに多少の憤慨を感じる。

また、社会の中で生きていれば多少、「善」でない行為もせざるを得ないと思うのだが、それをネチネチと善人面して追い込んでゆく視点が不愉快だった。


原題は「SHATTERED GLASS」(粉々になったガラス)なのに、この邦題なので「天才」ぶりは当然どこにも表現されていないし、そのギャップにも違和感を感じる。
邦題のセンスがない。



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