忍者ブログ
~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
[9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

5e98c037jpeg封切り時に映画館で。

長い。
白黒だし。
でもいい話。

それだけ。

確かに内容としてはナチスの虐殺からユダヤ人を救ったドイツ人(「ホテル・ルワンダ」と同じ)というなかなか感動的なもので、モノクロと実際の人物の登場などドキュメンタリータッチを強調する演出もなされているが、それ以上の何かは伝わってこない。

ただ、どんな状況であろうと、どんな相手であろうと、人として恥じないように生きたいとは思わせてくれる。

こういった作品が評価されることで、この世界が二度とあのような惨劇を繰り返さないように何かを学ぶとよいのだが。

PR

1aeb555bjpeg1993年の公開時に映画館で。

アイデア、ストーリー、CGともに最高傑作。
それぞれが緊張感をリアルに感じさせてくれる。

ブラキオサウルス、T-REX、トリケラトプス、ヴェロキラプトル。

子供の時に想像した恐竜が、まるで本物のようにスクリーンの中を動き回っていることに、無条件に感動した。


「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」「ジュラシック・パークⅢ」と続編も製作されたが、この第1作がやはり一番心に残る作品だ。

063d42fbjpegストーリーは面白い。
なので観る価値はあるかも。

個人的にはマット=デイモンに魅力を感じない分だけ減点。

グィネス=パルトローはとてもかわいらしいのだけども、「女の勘」みたいなもので人に対する憎しみをあれだけ出してしまうのはいただけない。
本作では本当に犯人だったからよかったものの、違ってたら笑って清ますのだろうか。
そこに、元からの蔑みがあったから、つまり、生まれに対する優越感が滲みだしていて見苦しかった。
もちろん、役柄ゆえのことなので、グィネスがかわいいことに変わりはないのだけど。


これは「太陽がいっぱい」のリメイク版ということなのでそちらも観てみたいと思う。
「禁じられた遊び」のルネ=クレマンが脚本、アラン=ドロン主演とのことなのでいつか必ず。

a55cfa95jpeg巷では「沖縄の集団自決は軍部の責任ではない」といった論調も見受けられる。

確かにそれは一部において正しいのかもしれない。

ゲーリングは言う。
『我々とこの事態を国民が選択したのだ。』
つまり、体制を迎合あるいは容認した国民にも、その責任の一端を担うことが求められるという意味で。


作中ではヒトラーの狂気がクローズアップされると同時に、その側近や秘書、少年兵達のそれも描かれていた。
それぞれが何かに脅え、何かを信じ、何かをないがしろにした。
「総統」という言葉が全てを強要し全てを許した。


経済が閉塞し国庫破綻も現実味を帯びてきた昨今、持てる軍事力に対する規制が緩和されようとしている。
それが大東亜戦争以前の日本の姿とだぶる。

二度と再び「天皇陛下」という言葉がかつてのような力を持たないようただ祈るのみだ。


このような映画を製作・上映したドイツのように、過去の愚かな行為に真摯に相対し、真摯に反省することが我々にも求められている。

458c2354jpeg劇場で観た。
一人でだったかそれとも二人でだったか。

ともかく、長かったという印象。
映像はきれいだし、迫力のあるシーン、感動できるシーンもあった。
しかし、なぜか凡庸。

それは僕が若かったからなのか、それともそういう作品なのか、訴えかけるものがあったにせよ、それが心に残らないのだ。

戦時に中国で親と離れ離れになった白人少年という設定からして既に僕が感情移入できないものだし、子供同士だから敵国人でも心が通ずるというのも少々美化しすぎている気がする。

こうした現実離れしたものを作品としてきれいに融合させていれば違った感想になったとは思うが。



忍者ブログ [PR]
ブログ内検索
フリーエリア
フリーエリア
フリーエリア
プロフィール
HN:
のりくん
性別:
男性
最新コメント
最新トラックバック
カウンター