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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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466b4cbcjpeg一目ぼれだとか、気軽な「愛してる」だとか、そういったものが理解できない歳になってしまった。
だからなのかこの作品には今ひとつ入り込むことができない。

他作品と比べてペネロペ=クルスはかわいく見えるが、演技に関しては相変わらず。
マット=デイモンは逆に演技はさすがだが、あまり美男子ではない(と思う)。

このバランスの悪さも引っかかる。

結局、何をしにメキシコに行ったのか、現実逃避のお遊び気分で行って、火遊びをして、危険な目に遭って、そんなに成長もしてない気がする。

それというのも、アメリカからメキシコに行ったことで彼の価値観が変化したようには見えないから。
警官に関しても、彼は彼の土地でその習慣に従っていただけで、そこによそ者の正義を押し付けることに共感はできない。

ただ、映像はとてもきれい。

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2cc65a04jpegイエス=キリスト(ジーザス=クライスト)の生涯を追った大作。
キリスト教に興味のある人は是非。
ただ、本作では神についての言及が少なく、イエスのみに焦点が当てられているので、聖書についても精読することをお勧めする。

足なえ、つまり足の不自由な人が歩くシーンなど、奇跡を起こすシーンには感動する。
ただ、これも「神に対するその人の信仰」がそうさせたのであり、イエスはそれを促しただけだということを忘れてはならない。

また、マグダラのマリアを赦すシーンにおいては、人が人を断罪することの愚かしさを学ぶことができる。
罪がその人にのみ帰属するものではなく、状況によっては自分もそうなり得るという意味で。

ただ、本作においてはイエスの傲慢さが少々浮き出してしまっている。本来のイエスはあくまでも「神(天の父)」の代理としての役割を果たしているに過ぎず、彼自身を主役にしたいとは願っていなかったように思う。

また、個人的には字幕の日本語訳に少々不満が残る。これは訳された時代によるものかもしれないが、特にイエスが聖書を引用する部分では文語訳聖書からのほうがしっくりくる。
口語では重みが失われてしまう気がするので。

以前からの疑問として、果たしてこの聖書というものが本当に「神」によるものかのかというものがある。
この作品を観ていても、イエスが例えば麻原彰晃のようではなかったか、彼との違いはその内容だけではなかったかと思えてしまう。
彼の行った奇跡とは、気持ちの持ち方を示したに過ぎないのではと。

その疑問が解決される日はおそらく来ないのだろうが、ともかくもこの作品はそういった様々なことを考えさせてくれるものだと思う。

f1d7cc6ejpeg2つの視点で共感できる。

ショーンに出会う前のウィル。
ウィルを見出すランボー。

「人に裏切られる前に人を突き放す。それは自己防衛だ。」
心に沁みる。

僕は塾で生徒と接していた頃、2人の天才と出会っている。
少なくとも彼らは僕自身よりもはるかに物事を容易に理解し、それを使いこなすことができた。

1人は社会性にも優れ、その能力をバランス良く使ってはいたが、どこかの分野に特化すればもっと何かができたのではないかと思う。

もう1人は逆にその能力の高さを示す分野が限定的で、社会性の欠けた子供だった。
ADHD傾向を持ち、興味のある物事にはのめり込むが、興味のないことに対する集中力は全く欠損していた。
ただ、天才児というのは彼のような子を指すのだろう。

どちらの子供も僕の目には眩しく、まさにランボー教授と同じ気持ちを味わっていたように思う。


そういった意味で個人的にはとても興味深く観ることのできた作品。

16483ef6jpeg日曜洋画劇場で今やってた。
楽しいねぇ。これは。

キャメロン=ディアスはやっぱりかわいい。
ダイバースーツもいいし。最後の水着はなにアレ!?

ビル=マーレイは相変わらず石立鉄男にしか見えないが。

ストーリーとかは普通なんだけど、かわいい女の子(と言うには妙齢だけど)3人がセクシーに派手にアクションをこなすそのシチュエーションにぐっとくる。

いいねぇ。
のりーずエンジェル欲しいなぁ。

7b6ba39fjpegナタリー=ポートマンの丸刈り。
僕は「レオン」のナタリーが最高だと思っているがロリコンではない。


風刺の効いたストーリー。
独裁体制(現状も似たようなものだと思うが)に対してテロを仕掛けるVをヒーローっぽく扱っている。
「テロ」を絶対悪と定義してしまうことには疑問を感じるのだが、この作品でのVの行動を正当化するのは難しい。
要するにどっちもどっちだから。

イデオロギー(という大層な名前を付けずとも)の対立がゆきつく先は、力と力のぶつかり合いであり、最終的に勝ったものが正義を名乗ることができる。

Vは理念があると言ったが、それは相対する側にもあったはずなのだ。


だからこれはこれでそんな風刺は脇に置いといて普通の映画として楽しむのがいいかもしれない。



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