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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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1aeb555bjpeg1993年の公開時に映画館で。

アイデア、ストーリー、CGともに最高傑作。
それぞれが緊張感をリアルに感じさせてくれる。

ブラキオサウルス、T-REX、トリケラトプス、ヴェロキラプトル。

子供の時に想像した恐竜が、まるで本物のようにスクリーンの中を動き回っていることに、無条件に感動した。


「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク」「ジュラシック・パークⅢ」と続編も製作されたが、この第1作がやはり一番心に残る作品だ。

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a55cfa95jpeg巷では「沖縄の集団自決は軍部の責任ではない」といった論調も見受けられる。

確かにそれは一部において正しいのかもしれない。

ゲーリングは言う。
『我々とこの事態を国民が選択したのだ。』
つまり、体制を迎合あるいは容認した国民にも、その責任の一端を担うことが求められるという意味で。


作中ではヒトラーの狂気がクローズアップされると同時に、その側近や秘書、少年兵達のそれも描かれていた。
それぞれが何かに脅え、何かを信じ、何かをないがしろにした。
「総統」という言葉が全てを強要し全てを許した。


経済が閉塞し国庫破綻も現実味を帯びてきた昨今、持てる軍事力に対する規制が緩和されようとしている。
それが大東亜戦争以前の日本の姿とだぶる。

二度と再び「天皇陛下」という言葉がかつてのような力を持たないようただ祈るのみだ。


このような映画を製作・上映したドイツのように、過去の愚かな行為に真摯に相対し、真摯に反省することが我々にも求められている。

d90f6de5jpeg昔から地上波でよくやってた。
日曜洋画劇場とかで。

好き。

パニックムービーなんだろうけどなんだかのんびり陽気だったり。
クリーチャーがやけにリアルだったり。
キャストもいい。

車が埋まるシーンとそれを見つけるシーンは必見。

名作だ。

8f6bc825jpegドン=ヴィトー=コルレオーネをマーロン=ブランドが好演。冒頭の数分でマフィアのドンがあの時代にどのようなものだったのかを分らせてくれる。

マイケルを演じるのはアル=パチーノ。
後半まで全く分らなかった。
というのは、作品中でマイケルが正義感溢れる若者からマフィアのドンへと変わってゆく過程を、その存在感の変化でうまく表現していたから。

馬の首のシーンも印象的。
「有無を言わせねやり方」というのはやはり暴力を背景として成り立つのだろう。

女性の側に立って観た場合には理不尽なものが残るだろうとは思うが、これはこれでいい作品だと思う。

069b4b6djpeg1994年に起きたルワンダにおける大量虐殺を題材にした映画。
日本では興行収益の見込みから上映予定ではなかったが、有志の署名活動により公開が実現したと聞く。

支配者層である少数派のツチ族と被支配者層であるフツ族の対立により、フツ族がツチ族と親ツチ族派を虐殺した。
ここに至る過程には複雑なものがあり、旧宗主国であるベルギーやアフリカにおけるフランス語圏を守りたいフランスなどの諸外国、全く同じ人種であるにも拘わらず生じていたツチ族フツ族の貧富や階層の差、そして1973年のクーデターから続く内紛などがこの事態を引き起こした。

過去における大量虐殺の例に漏れず詳細な死亡者数は明らかではないが、凡そ80万から100万人が犠牲になったと言われる。

本作はこの混乱の最中において、弾圧する側のフツ族でありながらツチ族と親ツチ族派1268人を守った実在の人物ポール=ルセサバギナをメインに描く。

虐殺の映像がニュースで流れれば世界が必ず助けに来ると信じるポール。
しかしジャーナリストは言う。
「彼らは『怖いね』と言うだけでディナーを続ける。」
まさにその通りだ。
僕は傍観者であり、見物人であり、単なる視聴者に過ぎなかった。
できることはなかったと思うのは単なる逃避なのだろう。

そしてポールは自分の為すべきことをした。
自分の行為で自分が恥じることのないように。

惜しいことに主演ドン=チードルの瞳にはこの役を真実に近付けるだけの深みが足りなかったように思う。
本作はこういったことが世界では起こっているのだということ、そして日常生活においても自分を恥じぬよう生きることを教えてくれるものであり、映画としての完成度は問題にしてはならないものかもしれない。 



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