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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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463b18ecjpegよくできている。

筋も練りこまれているし、見せ方もいい。
恐怖はあまり感じなかったが。

確かこれは持ち込み企画で、オーストラリアかどこかの青年二人が考えたストーリーだったはず。
今度ソウ5が出るそうで、アイデアがここまで繋がっていることに感心する。

とりあえず、自分がこんな状況に置かれるのは想像したくない。
時間に迫られると何をしでかすか分からないし。
自分が助かるために人を殺すかもしれないし。
そんな自分が嫌だ。

続編もちょっとだけ気になる。
機会があれば観てみよう。

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1ee044efjpegこれは好き嫌いが分かれるだろうね。
B級映画好きで宇宙が好きでなければ受付ないかも。

しかしこれ、小さなネタが所々で効いている。

ネガティブですぐ落ち込むロボットのマーヴィン。
なぜか「I think」という言葉に反応して人の顔面を叩く看板型生物。
敵に捕まった仲間を釈放させるのに申請書を書いたけど、「青い用紙で」と言われて「場所とっておくから」とか。

いや、これ、ほんと面白い。

オープニングとエンディングのイルカ&歌もいい。

深いテーマもありそうだけど、普通に何も考えずに観るといいかも。

c8d9c756jpeg1987年の公開時に劇場で観た記憶がある。
当時18歳。

戦争映画が好きで、それというのも人の死というドラマチックな現象に簡単な感情の動きを楽しんでいただけだと思うのだが、その流れで。

つまらなかった。
期待していたものとは違った。
「男」が見えなかったし、「勇気」も「正義」もなかったから。


改めてこの作品を観てみると今まで見えていなかったものが見えた気がする。
僕が歳を取ったのかもしれない。

使われている曲も当時は知らなかった。
「These Boots Are Made For Walking」
「Paint It Black」
などなど。

前後二つの部分に分けられるこの作品で、それぞれにテーマがあるように思える。

不条理と思える新兵へのしごき。
道を間違えて死者を出す新米指揮官。

これらが若かった僕には退屈に映った。

今はそれが戦争の現実で、そこに「男」も「勇気」も「正義」も必要ないのだということが分かる。
だからこそ、この作品への評価が変わったのだろう。


ミッキーマウスの歌は当時のまま頭の中に残っていた。
しかし、一緒に劇場へ行ったはずの当時の彼女の顔はどうしても思い出すことができない。

b143c641jpeg60年の「アパートの鍵貸します」でのキュートなマクレーンが、この作品では半裸を披露しているのだが。

35歳という年齢を考慮しても、露出している部分は少々たるみ気味でいただけない。と言ってはみたものの、やはり臀部に内腿まで見えるシーンにはドキドキを抑えることができなかったのだけれど。

逆に95年の「不機嫌な赤いバラ」では年相応のキュートさを見せているので、この作品あたりがちょうど気を抜いていた時期なのかもしれない。
実際にこの後10年近く映画の出演はないし(理由は別にあるのだが)。

と、シャーリー=マクレーン評はこのくらいで。


冒頭の数シーンは、魚から馬、ピューマから馬、蛇から馬、干からびた人骨から馬、タランチュラから馬、そしてマクレーンの半裸と、なかなか面白い見せ方をしている。

ストーリーとしてはありきたりと言えばありきたりで、映像の美しさと意外な(?)マクレーンの素性がミソとなるのだが、時代を考えるとアメリカンニューシネマの全盛期にこの作品を制作・公開したドン=シーゲルに拍手を送りたい気分になる。

同時代の「明日に向って撃て!」と比較してみると面白い。
あちらはあちらでアメリカンニューシネマという括りに入るかどうか疑問なのだが、こちらと比較した場合にはやはり新しく思える。
そう考えると、これは古き良き西部モノの傑作という位置づけになるのだろうか。

楽曲はエンニオ=モリコーネ。
この人は本当にいい曲を作る。

a7810b1cjpegジョン=ヴォイトが出演しているので。

ディア・ハンターのデ=ニーロを退け78年のアカデミー主演男優賞受賞。作品賞はあちらに持っていかれたが。


ベトナム戦争で障害者となったルークが言う。

「人を殺したことに対していい気持ちはしない。それは『理由がない』からだ。一生心が痛むだろう。」
「大切なのは『自分で選ぶ』ことだ。」

戦時でなくとも、これは心に沁みる言葉だ。


この時期の反戦映画には思想があり経験がある。
作品としては古びてしまっているが、その中から普遍の想いを汲み取ることができるかもしれない。



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