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~古今東西の映画レビューを若干辛口で~
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4fc4970djpegやっぱりロバート=カーライルはいいね。
それとイギリス中西部のさびれた感じが。

「トレインスポッティング」や「家族のかたち」もカーライル主演のイギリス映画だけれども、この作品もまた違った味を見せてくれる。

かつての産業の町であるリバプールやその近郊都市は、産業が衰退するにつれて失業者が多くなり活気をなくしていった。
その中から生まれたのがビートルズであり、彼らのやり場のない怒りと世の中に対する主張がロックとして表現された(ということにしておこう)。
そして地元のサッカークラブをこよなく愛する彼ら。

そういった背景を映画と共に楽しませてくれるのがカーライルの演技だ。
彼の表現する怒りはイギリスの時代に取り残された町の怒りで、それはとても愚鈍で怠惰でそして純粋だ。

これはそんなカーライルを楽しめる作品に仕上がっている。

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15e07815jpegなぜか好きな一本。
ジョン=ヴォイトの男臭さがただただ匂う。
(ヴォイトはアンジェリーナ=ジョリーの父)

この手の暴走モノでは、スティーブン=セガールの「暴走特急」('95)やロブ=ロウの「アトミック・トレイン」('99)があるが、カット割や特殊効果などに凝っていない分、この作品のほうがシンプルな緊張感が伝わってくる。

原案は黒澤明ということでその意味での評価もあるようだが、純粋に映画として眺めた時にそういった外側の部分を除いても十分評価に値する作品となっている。

有名な最後のシーン。
純白の雪原を破滅に向って走る機関車の重量感と暗示される彼らの最後。
そして主人公の決意が伝わってきた。

なかなかの作品だ。

86003eedjpegルイジ=ロ=カーショとサンドラ=チェッカレッリ。
二人ともなかなかいい味を出している。

ストーリーとしてはさほど変わったものではなく、どちらかと言えば陳腐なほうかもしれないが、二人(とリーザ)の演技と映像によってイタリア映画の雰囲気を十分に出している。
全体的に暗い色調なのもいい。

バックの音楽、挿入されるSF小説のナレーションも雰囲気を作っている。
(おそらくエドモンド=ハミルトンの「スターウルフ」シリーズからの引用)

映画を観たという後味が残るいい作品だ。

3e7a2b52jpeg1972年 タルコフスキー作品

68年の「2001年宇宙への旅」もそうなのだが、この時代の作品はCGも使わずによくもこんな表現ができたものだと感心する。

そして内容的にも面白い。
ソラリスが心を映す鏡であるという発想がこの作品を支えているのだが、それが引き起こす様々な事態をきちんと映像化できているように思えた。

原作はポーランドの作家スタニスワフ・レムの『ソラリスの陽のもとに』

こちらはまだ未読なので探してこなければ。


SF古典に興味のある方はどうぞ。

4405faa8jpegこれって。
これって。

こんなもんなんだよ。
大人って何?

大丈夫だって。
でも。

逃げる気持ちは分かる。
けど。


上流って何?
下層階級って何?

いいじゃん。
そんなの。


なにやら意味不明だけど、観てみりゃ分かるって。



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